東京オリンピックのボクシングで金メダルを取った入江聖奈(いりえ せな)さんですが、最近になって格闘技団体RIZINの榊原代表がスカウトしたいと発言をしたことが話題になっています。
RIZINでは、キックボクシングの試合が行われています。
入江聖奈さんは、キックボクシングではなくボクシングの選手ですが、もしキックボクシングへ転向してRIZINに出場することになったら活躍してくれそうですよね!
そこで、入江聖奈さん本人の大学卒業後の進路希望や、キックボクシングへの転向がありえるのかどうかなどについてまとめてみました。
目次
入江聖奈さんプロフィールと戦績
基本プロフィール
名前 | 入江 聖奈 (いりえ せな) |
生年月日 | 2000年10月9日 |
出身地 | 鳥取県米子市 |
身長 | 164cm |
所属 | 日本体育大学 |
階級 | フェザー級 (54kg~57kg) |
趣味 | カエル、ゲーム、Youtube鑑賞 |
あさチャンです!!
— 入江聖奈 (@seeenaaa09) August 16, 2021
朝早いですが、もしよろしければぜひ!! https://t.co/Sn9WH5kctf
なんと、まだ20歳で現役女子大生の入江さん!
はつらつとした雰囲気がとても可愛らしいですね♪
名前の読み方が「せな」さんなのも、珍しいですがF1ドライバーのアイルトン・セナに由来しているんだそうです。
小学校から高校時代のスポーツ歴
入江さんの小学校から高校時代のスポーツ歴について紹介していきます。
入江さんは、小学校から高校まで出身地である鳥取県米子市の学校へ通っていました。
- 義方小学校
- 後藤が丘中学校
- 米子西高校
ボクシングを始めたのは、なんと小学生のときだそうです!
きっかけは、小学校2年生の時に読んだ漫画「がんばれ元気」(作者は小山ゆう)の影響なんだそうです。
鳥取県米子市にはボクシングジムがひとつしかないため、その唯一のジム「シュガーナックルボクシングジム」に入門したそう。
中学でもボクシング部に所属するのかと思いきや、なんと陸上部に所属したそうです。
陸上でも、持ち前の運動神経やボクシングで鍛えた身体能力を発揮し、800mを専門としながら、1年生のときには全国中学駅伝にも出場するほどの成果を上げました。
高校へ進学すると、ボクシングに専念し2年生、3年生のときに全日本女子選手権(ジュニア)を連覇するなど、輝かしい成績を収めています。
高校時代には2018年の世界ユース選手権で銅メダルを獲得していますので、既に国際大会でも活躍をしていました!
大学入学後のアマチュアボクシング戦績
高校時代に既に素晴らしい実績を積んでいた入江さんですが、2019年日本体育大学に進学以降、世界選手権、東京オリンピック予選に出場し、オリンピック代表選手としての出場を勝ち取りました。
2019年 | 世界選手権日本代表 ベスト8敗退 |
2019年 12月 | 東京オリンピックアジア・オセアニア予選日本代表決定ボックスオフ 晝田瑞希(全日本チャンピオン)に勝利し代表を決める |
2020年 3月 | 東京オリンピック予選 準優勝 |
2021年 8月 | 東京オリンピックボクシング女子フェザー級 金メダル |
進学直後の世界選手権では、ベスト8で敗退しているものの、それ以降の活躍は目覚ましいものがありますね!
まだまだ体力的にもピークを迎えていないですし、これからも活躍が期待できると思います。
入江聖菜さんの卒業後の進路について

入江さんの活躍ぶりを見ると、勢いに陰りがないので3年後のオリンピックへの出場なども期待してしまいますよね!
ところが、現在大学3年生の入江さんは、大学の卒業後の進路について驚くような考えを明かされています。
大学卒業後はボクシング競技を引退
ご本人は、大学卒業後は現役を引退し就職を希望しているそうです!
周囲からすると、この考えには驚きますよね。
まだまだ20歳で、けがや故障がなく戦績も悪くないなら、しばらくボクシングのキャリアを続けられると考えるのが当然です。
ですが、入江さんが競技引退を考えているのには「有終の美」で終わらせたいという考えがあると記者会見で答えていました。
スポーツ選手にとって、どこで現役を終えるかというのはとても大きな問題だと思います。
競技が続けられる限りやり続けて、思うように成績が残せなくなるまでやる人。
体力もまだあり、成績もよくキャリアのピークのときに、あっさりと終焉の美を飾る人。
どちらも素晴らしいと思いますが、入江さんはピークで競技を引退して鮮やかに新しい挑戦に挑みたいタイプの人なんでしょうね。
本人の進路希望は就職
では、卒業後どんな進路を希望されているのかも気になって調べてしまいました。
ボクシングのコーチなど、何かしらボクシングに関わるお仕事を希望されているのかな?と思ったら、なんと全然違う内容の仕事を希望されているんだそうです!
ひとつめの希望は「カエル」に関わる仕事。
入江さんはユニークな趣味があることで知られていて、それは「カエル」なんだそうです。
自宅でカエルを飼育したり、カエルグッズのコレクションをしていて、休日にわざわざカエルの観察に出かけるほど大好きなんだそう!
そんな趣味の域を超えそうなマニアぶりをいかしてカエル関係の職種につきたいとの希望を持っているそうです。
ですが、あまり該当する仕事がなく、募集もないそうです。
本当に仕事の募集があるかどうかも調べているということは、本気でカエル関係の仕事につきたいと考えているということが分かりますよね!
それと、ふたつめの希望は「ゲーム会社」だそうです。
カエル関係の仕事の募集が少ないことを知って、ゲームも好きなのでゲーム業界への就職活動も考えているそう。
ボクシングというひとつのことで金メダルを取れるほど頑張り屋さんの入江さんなら、カエル関係でもゲーム関係でも希望のお仕事についてしっかり成果を残していけそうですよね♪
RIZINによるスカウトの可能性について
RIZINの榊原代表は、既に東京オリンピックで活躍のあった選手には声をかけ始めているとコメントされています。
実際に会って話せる段階にある選手もいるそうで、着実に世界の大舞台で活躍できる格闘技の選手にアプローチをかけていることがうかがえます。
今回、中でも入江選手にはひときわおおきな熱視線を送っていることがメディアで取り上げられていました。
入江選手は今のところ、まだ卒業後は引退するという姿勢のままのようですが、あえて榊原代表がこのようなコメントを公にされるということは、本気でプロ転向へのスカウトをかけていくという意思表示であると取ることができます
実は水面下ではすでにコンタクトを取ろうとしているのではないかとも思いますね♪
キックボクシングへのプロ転向はありえるのか
ただ、本人の就職の希望とは別に、格闘技ファンから見ると、今後も入江さんの試合を見たいという願いはあります。
総合格闘技の団体RIZINの榊原代表が、入江さんにぜひキックボクシングに転向してRIZINで試合をしてほしいとコメントを出していましたが、格闘技ファンの声をまさに代弁するコメントだと思います!
入江さん本人からはまだ、榊原代表のコメントに対する反応はないようですが、キックボクシングへの転向の可能性があるかどうかについて考察してみました。
結論からいうと、「アリ」だと思います!
RIZINでは、今までも他の格闘技で目だった成績を収めた選手にアプローチしてきた実績があります。
最近でも、リオ五輪レスリング銀メダリストの太田忍選手が、総合格闘技に転向してRIZINに出場しました。
9月の大会でも試合が決まっています。
また、同じ東京オリンピックにも出場したテコンドーの江畑秀範選手も2020年に開催されたRIZINの大会にキックボクシングで出場しています。
RIZINの榊原代表は、目を付けた選手には長期戦で粘って口説くこともするようですし、入江さんにも早速熱いコメントをしていることから、本気で出場オファーをかけていくことは十分に考えられます。
また、9月に開催が予定されている直近の大会ではぱんちゃん 璃奈選手という注目の女子キックボクシング選手の試合カードが組まれています。
今後女子のキックボクシングの試合にも力を入れていくという姿勢が見えており、そうなると入江選手がもしキックボクシングに転向してRIZINに出場したら、間違いなく活躍の場があるし、スター選手となることは疑いようもありません。
RIZINに出場する格闘家の中には、サラリーマンをしながらプロ格闘家として試合をしている人や、格闘家以外の仕事もこなしながら練習をしている選手などもいます。
もし入江聖奈選手が、希望通りボクシングを引退して就職したとしても、会社員をしながらキックボクシングの練習を積み、RIZINの試合に出場するということも十分視野に入れて考えていいと思います。
今、女子キックボクシング現役で活躍しているぱんちゃん璃奈選手は現在27歳。
しかもプロとして試合に出始めたのは、キックボクシングを初めて1-2年のころだったとのことです。
それを考えると、入江選手はまだ20歳で体力があること、これまでもボクシングのトレーニングをしてきた基礎があることを考えると、キックボクシングへの転向はさほど難しくないとも考えられます。
キックボクサー一本で活躍されるかは分かりませんが、会社員など別の仕事とのかけもちでキックボクシングに転向してプロの試合に出場していうことは大いにあり得る話ではないかと思います。
まとめ
東京オリンピックで金メダルを獲得した女子ボクシングの入江聖奈さんのプロフィールと現役引退後のキックボクシング転向の可能性について探ってみました。
卒業後はご本人の希望通り就職したとしても、キックボクシングに転向することはありえるのではないかと思いますが、みなさんはどう思われますか?
格闘技ファンとしては、ぜひともキックボクシングに転向してRIZINなど華やかな舞台で活躍する姿を見てみたいです。
いずれにしても、ご本人にとってベストな進路を歩まれるといいですね♪