菅総理大臣が辞任の意向を示されました。
早速、世間では次の総理大臣は誰になるのか、誰になって欲しいのかといった話題で持ち切りになっています。
そこで、次期総理大臣には誰が望まれているのか、世間の声をまとめてみました。
目次
菅首相の辞任について
首相 総裁選立候補せず 記者団に表明
— NHKニュース (@nhk_news) September 3, 2021
管総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し、今月行われる自民党総裁選挙に立候補しないことを表明しました。https://t.co/E0C7H0HrH9#nhk_video pic.twitter.com/o9QB7WE6wc
まずは、菅首相が辞任の意向を示されたという事実について、見ていきます。
自民党総裁選に出馬せず
「辞任の意向」と聞くと、まるで「〇月〇日をもって辞任します」と表明したかのように思ってしまいますよね。
実は、そういうわけではありません。
報道で「辞任の意向」と言っているのは、「自民党の総裁選に出馬しません」という意思を示したということです。
議席のマジョリティを取っている自民党の総裁=総理大臣になるわけですから、「総裁選に出ません=首相に立候補しません」ということになります。
任期はまっとうする
また、菅首相は「任期はまっとうする」と発言しているそうです。
現在の任期は10月21日なので、それまでは総理大臣としてその務めを果たします、ということです。
10月21日までは菅総理大臣は、日本の首相としてお仕事をされることになります。
一部、菅さんに対抗する勢力からは、9月中に解散選挙!とのプレッシャーもかけられていましたが、「任期はまっとうする」との発言は、ある意味、解散を望む勢力に対しては勝ったという風にも取れます。
また、なぜ総裁選に出馬しないかについてはコロナ感染対策に専念するため、とのことです。
残りの任期は、今国家にとって間違いなく最も重要な問題のひとつであるコロナ感染対策をしっかりやりますよ、ということですね。
菅首相の辞任後、次期総理大臣は誰?各紙調査結果まとめ

さて、菅さんは次の任期は総理大臣を続投する意思がないということが分かりました。
そうなると気になるのは、次の首相が誰になるかということですよね。
政治の世界で最高のポストなので、誰しもがそのポストに就任することを虎視眈々と狙っているわけです。
各メディアが独自に調査しているので、その結果をまとめてみました。
日本経済新聞
まずは日本経済新聞の調査結果です。
日本経済新聞社の世論調査で「次の政権の首相にふさわしい人」を聞いたところ、河野太郎規制改革相がトップの25%だった。菅義偉首相は6%で5位だった。
日本経済新聞社
1位は河野太郎氏とのこと。
調査対象の25%が河野さんと回答したということです。
これは、かなり大きい数字なのではないかと思います。
時事ドットコム
時事ドットコムは、1位から今で詳細に数字を公表しています。
次の首相にふさわしい人物を尋ねたところ、
自民党の石破茂元幹事長が14.9%でトップ。
2位は河野太郎規制改革担当相14.5%
3位は小泉進次郎環境相8.8%と続いた。
4位は安倍晋三前首相で8.4%。
5位は立憲民主党の枝野幸男代表5.0%で、
6位の菅氏3.9%を上回った。他の閣僚では、加藤勝信官房長官は1.0%で9位、茂木敏充外相は0.6%で10位。
時事ドットコム
1位は14.9%の石破茂氏。
続く2位は河野氏で、14.5%との結果が出ています。
0.4%の違いなので、これは僅差ですね。
8.8%の支持で3位に小泉進次郎氏の名前も挙がっています。
FNNプライムオンライン
FNNプライムラインも11名の候補をあげてアンケート調査を行っています。
そして調査では、「次の政権の総理大臣にもっともふさわしいと思う政治家は誰か」について、11人の政治家の名前をあげて聞いたが、結果は次の通りとなった。
河野太郎 22.4%
FNNプライムオンライン
石破茂 16.1%
小泉進次郎 13.2%
安倍晋三 6.4%
菅義偉 4.6%
岸田文雄 3.9%
枝野幸男 3.8%
野田聖子 1.8%
茂木敏充 0.9%
西村康稔 0.8%
加藤勝信 0.7%
この中にはいない 20.1%
この調査でも河野氏と石破氏の名前が上位1,2位に上がっています。
河野さんが22.4%、石破さんが16.1%ということで、開きは大きくはないものの河野さんが優勢な印象です。
またこの調査でも3位には小泉進次郎さんがあがっています。
讀賣新聞オンライン
讀賣新聞オンラインの調査結果です。
こちらは、8月7日から9日にかけての調査結果ということで、少しこの時とは世論に変化があったかもしれませんが、参考になると思います。
次の首相にふさわしい自民党の政治家は、石破茂・元幹事長が19%で、河野行政・規制改革相が18%、小泉環境相が17%などの順で、菅首相は3%にとどまった。
讀賣新聞オンライン
ここでもやはり石破氏が1位。
2位の河野さんとは1%差です。
1%差は小さいようで大きな差ではないかと思います。
3位には、小泉進次郎氏の名前があがっています。
産経新聞
産経新聞の調査は7月17日、18日に行われたもの。
少し状況は変わって入るとは思いますが、十分参考になる結果だと思います。
次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、河野太郎行政改革担当相が18.1%で、5、6月に続いて3カ月連続でトップだった。
2位は、16.0%の自民党の石破茂元幹事長で、菅義偉(すが・よしひで)首相は前回調査(6月実施)から1.6ポイント減の9.1%で3位を維持。安倍晋三前首相は0.2ポイント増の8.7%で、8.5%の小泉進次郎環境相を抜いて4位に浮上した。
産経新聞
7月の時点では、1位は河野氏で18.1%。
2位はやはり石破氏で、16.0%
1位の河野氏との差は2.1%で、この時は結構差があるように思います。
ただ、分析として河野氏の支持が高かったのは、コロナ対策で連日のテレビへの露出があったため、それが後押しした結果だと言われています。
なので、河野氏と石破氏の差はあるのですが、ほぼ同じくらいと考えてもいいのではないか、という印象ですね。
注目すべきなのは、菅さんが3位、安倍元首相が4位になっていることです。
この時は小泉進次郎氏は5位の結果になっています。徐々に指示が高まってきているようですね。
調査結果から見る次期総理大臣の有力候補は?

各メディアの調査結果を総合して考えると、次期総理大臣の有力な候補はこの2名に絞られてきます。
- 河野太郎
- 石破茂
河野氏は行政改革担当相を務められていますし、石破さんは元幹事長と、いずれも実力、実績があり、調査結果から見る支持でも、1位と2位はこの二名のどちらかが挙がってきます。
そのため、次期総理大臣はこの二人のどちらかがなるのが有力だと考えられます。
また、二人に続く形で小泉進次郎氏が3位に挙げられることも多く、小泉進次郎氏も総裁選に出馬する可能性はゼロではないと考えます。
ただ、河野氏、石破氏の二名に比べるとまだ支持が得られていないため、仮に出馬しても今回、首相になる可能性はないと思われます。
河野氏、石破氏のどちらがより優勢かについては、菅総理が辞任の意向を示したことで、今後より一層明確になってくると思いますので、動向を見守っていきたいと思います。
2021年9月6日更新
その後、出馬の意向を固めた候補者、検討中の候補者の動きが分かってきましたので、まとめました。
こちらの記事でご確認いただけます。
ちなみに、なぜ自民党総裁選で次期首相が決まるのかについてはこちらにまとめてみました。
まとめ
菅首相の辞任の意向についてと、次期首相は誰になりそうかについて各紙の調査結果をまとめてみました。
調査結果から有力候補は石破氏と河野氏の2名に絞られることが分かりました。
今後、より具体的な動向が出てくると思いますので、どんどん記事を追加していきます。